11月29日（水）美容総合科1年生を対象に特別授業を行いました。
来校いただいた講師は、齋藤純也さん、島田圭佑さん、渡辺健太郎さんです。
3名とも本校 美容総合科の卒業生で、先輩たちの技術を見ることを在校生たちはとても楽しみにしていました。

授業内容は、カットデモンストレーション。

講師の3名がモデルへのカット技術を施しながら、へスタイルや美容業界などについてお話ししてくださいました。

ヘアカットは、美容学生はウィッグしか切らないため、教えてもらったことをそのままカットしていくことが今の学生たちの学びです。
しかし当然ですが、美容サロンでのヘアカットはウィッグではなくお客様の頭なので、「生えグセ」や「流行」も取り入れたカットをしなければなりません。
そういった違いや、どのようにカットしているのかを学生でも分かりやすいように説明してくださいました。

最近の女性のトレンドは、顔まわりにレイヤーを入れて小顔に見せるスタイル。
カットしていく中での難しさやそれに対する改善点などもお話しいただきました。
ヘアスタイルやヘアカラーなど流行をチェックすることも大切。常に変わっていく流行のスタイルスキルを自分の中で確立させることも大切。
すでに多くのお客様を担当して活躍している先輩たちも日々学びなのだと、学生たちはその技術や言葉から感じ取っていました。

また、写真の撮り方も美容師にとってとても大切なスキルです。
美容サロンは今やInstagramなどのSNSツールが集客の主軸になっており、そこでのヘアスタイル写真が美容師の作品ともなります。
写真に写らないところもしっかりスタイルを作り上げ、写真を撮るときはお客様と目線を合わせて撮ることがポイント。
実際に、カットし終えたモデルさんの撮影も行っていただき、構図やポーズなどを指示している撮影している姿、撮影した写真も見せてもらいました。作品撮りをする学生たちはすぐ実践できる内容もあり、これからの作品が楽しみです。

今後の展望について、4店舗のオーナーを務める齋藤さんは「群馬県高崎市にサロンをオープンすることが決まっており、今後はトータルビューティサロンとしても力を入れていきたい」さらには、「もともと上海で講義を行っていた経験もあることから、上海にも出店したいとも考えている」と尽きない向上心をお話ししてくれました。

これから、就職活動を控える学生たちは、自分がどんな美容師になりたいか、どんなスタイルを作り上げたいか、サロンの比べ方など具体的に考えるきっかけとなりました。

齋藤純也さん、島田圭佑さん、渡辺健太郎さん、ありがとうございました。